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2023年08月13日

自然のよさが活かされる無垢材について!特徴とデメリットをご紹介

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自然の美しさや温もりが感じられる無垢材は、テーブルや棚など家具の資材としてよく使われています。また、無垢材を使ったフローリングは、木目の美しさや肌触りの良さから使用する家庭も多く、さらに化学物質を含まない安心な自然素材としても人気です。そんな無垢材にもマイナス面があり、今回は無垢材のデメリットについて紹介します。

無垢材とは

無垢材(むくざい)は天然の木から切り出した一枚板が基本です。なかでも人気は、自然のままの木目を活かした無垢フローリング、無垢床で、見た目も鮮やかで裸足で過ごすことの多い日本人に向いていて、無垢材の肌触りや温もりが大いに感じられます。

また、ダイニングの中央にドーンと構える一枚板のテーブルや、和室の中央に置かれる和室テーブルやサイドボードや大きな棚などの家具にも、無垢材がよく使われています。

無垢材は、1本の木から必要となる大きさの木材を直接切り出し、一枚の板として加工した木材だけに、それぞれの木材に独特の木目が表れ、まったく同じ木目の板は存在しません。さらに、松や杉など使用する木材の種類により独特の木目になるのです。そんな無垢材にもデメリットがあります。次章で詳しく紹介します。

無垢材のデメリット

ここでは無垢材そのものや、無垢材がよく使われる無垢床について、無垢材ならではのデメリットについて紹介します。

価格が高くなりやすい

一般的に、無垢材は工業的な大量生産がしにくく、加工にも手間がかけるため価格は高価になりがちです。また、同じ無垢材でも樹木の種類や使用する部分や、木材のサイズや厚みから、材質の安定性に木目や節の多さなども関わってきて、無垢材のグレードが決まります。記述部分のポイントをチェックして、無垢材の「グレード」が決められ、グレードにより価格にバラつきが出てくるのです。一般的に集成材よりも高額で、1枚の大きな無垢材になるとかなりの金額になります。

反りが起こりやすい

無垢材は水分を吸収したり放出したりします。この作用により、伸縮・膨張が起こり、反り返ることがあるのです。一般的に、無垢材を作る場合は伐採後から加工するまでしっかりと乾燥させ、加工する部分の木目も見極めてカットされ、反りが起こらないように注意します。しかし、いくら注意しても時間の経過で反りが発生することはあります。これは無垢材ならではの避けられないデメリットです。

傷つきやすい素材である

無垢材は合板に比べると柔らかい材質が多く、合板よりも傷がつきやすくなっています。引っかき傷や凹みがつきやすい材質ですが、一方で修正しやすい材料でもあります。実際に、浅い傷であればやすりをかけて塗装し、凹みはアイロンと水を使って目立たないように修復することが可能です。

独特のメンテナンスが必要

無垢材を使った無垢床は、こまめな手入れやメンテナンスが必要です。無垢床の設置環境にもよりますが、通常、無垢床は仕上げに塗料が塗られます。無垢床の美しい木目を維持するためにも塗装は必要です。とくによく歩くエリアは、1年~3年に1度は再塗装を行いましょう。再塗装することで経年変化した木目の美しさが現れてきます。

3.無垢材のメリット

無垢材のデメリットを紹介しましたが、無垢材にはメリットもあります。この章では無垢材の魅力であり、無垢材ならではの特徴ともいえるメリットについて紹介します。

自然の温もりが感じられる

無垢材は自然の木をフルに使っています。無垢材をフローリングとして使用することで、足の裏の肌触りがよく、木のぬくもりも感じられます。また、無垢材から木の香りが漂よい、リラックス効果も期待できるのです。

湿度を調整する調湿作用

無垢材は空気中の水分を吸ったり、吐いたりします。そこから部屋の湿度を調整する調湿作用が働きます。その働きで部屋に快適な湿気が保て、心地よい湿度の状態に保ってくれるのです。

安全性が高い

無垢材は化学物質を含まないことから安心、安全な住居になります。無垢材は自然の木がベースだけに、接着剤などの化学物質の心配がないことから幼い子どもさんの子育てにも安心の環境になります。

色合いの経年変化が楽しめる

無垢材は施工直後の美しさや、心地よい材木の香りもありますが、それだけではありません。時間が経つことで無垢材の色合いが変化し、馴染んでくると我が家だけのオリジナルな無垢材になり、味わいが増してくるのです。

無垢材は時間とともに無垢材の色が濃くなったり、赤っぽくなったり、褐色に変化していくこともあります。この変化こそが無垢材ならではの楽しみでもあります。

まとめ

主に無垢材のデメリットについて紹介しました。しかし。無垢材は自然の木を製材して、可能な限りそのままの姿で使います。無垢材は肌触りがよく、温かみがある建材です。また、新しい無垢材からは木の香りが漂い、大きなリラックス効果が期待できるのです。人に優しい優れた建材といえるでしょう。

「有限会社 スケールメイクス」は、日本の昔の家のよい所を活かし、無垢材、漆喰、天然石、米のりを使い、塗料には柿渋など自然の物を使い、自然由来の建材だけを用いております。一般的な「自然素材の家」を大きく上回る、いわば「超自然素材の家」を心がけて施工しております。このような超自然の家に関心があるお客様は、どのようなご相談でも、お気軽に弊社へご連絡ください。