米のり

古くから伝わる知恵を継承し、無添加住宅では自家製の米のりを使って木材を貼り合わせています。昔の大工さんたちは、毎朝竹ベラで木板の上で米をこねていたそうです。米のりは実際に接着力が強く、当社の実験でも木工用ボンドと同等の強度を示しました。このような接着剤を使用することで、十分な接着効果と健康的な効果が期待できます。

米のりの集成材ができるまで

無添加住宅の集成材は、米のりを使用して接着されています。米は熱によってα化(高分子化)し、木と同様のセルロースに変化します。このため、集成材が多少膨張したり収縮したりしても、米のり自体が木と一体化するため、剥がれにくくなっています。一方、化学物質接着剤は、木との収縮率の違いによって剥がれが生じやすくなります。また、米のりは食べられるほど安全であり、揮発性有機化合物(VOC)による室内空気汚染の心配もありません。

ご飯を練る

「米のり」の完成

手作業による「米のり」の塗布

プレス後の乾燥